FT86・BRZ
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FT86・BRZのデータを公開!見えないデータを見える化して納得の上体感頂く事が満足感を得た「楽しい車創り」と考えます。理解しやすいように定義ファイル(係数計算されたデータ)と生データの両方を公開します。各MAPの係数計算式が見えてきますよ。
まずは燃料MAPです。高回転域がNAにしては濃いのが解ります。燃料を絞ることはリスクが伴いますが少しだけ絞り込みを行います。
下図はMAPのスケールを設定しているMAPです。構成はIEEE754でREVを大きく変更した場合はこのスケールを修正します。修正しなくてもオーバーMAPにはならないのでREVを8000rpm等にした場合は7400rpmで読み計算されます。
DBWデータです。要求トルクとのバランスを考慮し変更します。このデータでFT86・BRGは乗り味が変化します。非常に重要なMAPです。
ここで大切なのは基本ベース要求トルクMAPの変更です。オリジナルは「味付け?」として3600〜4400rpmの間を谷として製作されていますがオリジナルの味付けが良いのであればそのままにしますがやはりココでの落ち込みはシチュエーションによっては不快なので修正します。ただ数字を慣らしただけでは解消されず要求トルクモードとの相関関係が大きく場合によっては要求トルクMAPを大きく変更します。
*クリックで全スケール表示します。*
点火時期は大きく変更する必要があります。これはベーストルクMAPとの整合性を取りながら変更します。点火MAPも燃料MAP同様MAP上にスケールがあり極端なREV変更した場合はスケールの変更を行います。
スピードリミッターのデータにびっくりです。今までのスバルDENSOユニットではIEEE754の場合はずばりの数値でしたがFT86・BRZについては係数処理がされています。
電動ファン制御MAPで2面あります。摂氏管理ではなく華氏管理されています。6度ずつは下げてもいいでしょう。あまり下げきると水温補正が多く入り燃費悪化方向になります。
左から摂氏換算すると97・100・99・103
左から摂氏換算すると92・95・94・100
このデータは吸気温センサーから出力されるデータを水温換算しています。一昔前は低温・中温・高温でしか分類されておらずキノコタイプのスポーツクリーナーを装着しても吸気温による影響はさほど受けませんでした。現行ユニットは吸気温を詳細に管理しそれを水温換算して吸い温泉カーからの情報と整合性を取っています。水温管理が出来ていても吸気温が高ければ補正が入るのでキノコタイプのスポーツクリーナーを装着した場合は吸気音が適正値になるような対策が必要となります。近々の車種は全てに言えます。
*クリックで全スケール表示します。*
フォルトコーのお話しです。FA20(他車種他エンジンでも言えますが現行車種はスポーツ触媒を装着するとエンジンチェックが点灯します。これは純正触媒とスポーツ触媒とのセンサー出力差が及ぼす要因です。対策としてはO2のフォルトカウントを読まないとすれば対策出来ますが(この手法でも問題はないです。)本来なら機械的に対策する方がベターだと思います。当社では「O2フォルト対策アダプター」を製作しこの問題を回避しています。
数値が01ならEnableで00にすればDisableになります。
AVCS(可変バルタイ)です。環境性能を考慮したデータ作りだと思われるので当社FD2シビックVersion3SPL同様に大きく変更してパフォーマンスを得るようにします。